2015年10月「下町ロケット」という作品が日本全国で流行しました。この作品はその名の通り、下町の町工場が持つロケットの技術をめぐって、資本力を持つ大企業と技術力を持つ町工場によってドラマを繰り広げていくというものでしたが、その中でも生産管理のことがピックアップされていました。
このドラマを見て、生産管理に魅力を感じた人は少なくないのではないでしょうか。今回はそんな生産管理のやりがいについてご紹介していきたいと思います。
自社製品が製造される様子を見るとき
生産管理とは、決められた製品を決められた品質、決められた量、決められた納期の中で生産するというものです。この仕事は製品の設計図がある状態で、製造する過程をいかに効率化させるかというところが重要になります。
純粋な研究開発ではないのですが、技術的な研究開発とは違い、大量生産を可能にするのがこの生産管理です。しっかりとした生産管理をすることで、自分たちの製品が効率的に生産・大量生産されていく様子を見るときにはとてもやりがいが感じられます。
難しい要求をクリアしたとき
生産管理のやりがいを感じるのは、難しいと思われる社内の要求をクリアしたときが挙げられるでしょう。どの仕事もそうですが難しい要求をクリアしたときには、大きなやりがいを感じるものです。
特に、生産管理の場合は組織の結束力や自社の生産能力をいかにフル活用したかなどがポイントになってきますので、難しい課題をクリアするたびに自分たちの仕事に誇りと自信を持つことができます。
生産効率が上がったとき
生産効率を上げることは、生産管理ならではやりがいといえるのではないでしょうか。今までは1週間かかっていた製造工程が6日で出来るようになると、とてもやりがいを感じるものです。
それは、難しいパズルを解いた時のような、また、一つの芸術作品を作り上げたときのような充実感に近いものがあるでしょう。
生産効率が上がることでそのまま自分の成長を実感することができます。これほど分かり易く自分の成長を実感できるお仕事はないでしょう。
自分の作ったものが世の中に出たとき
何よりもやりがいを感じるのが自分の作ったものが世の中に出たときです。休日などで街を歩いているときに、自分の関わった製品を見つけるととても嬉しくなるといいます。
それは、仕事を通して自分が社会に貢献したことを実感できるからです。自分の作った製品が社会に必要とされて、誰かの役になっていることは大きな自己充足感につながります。