コラム | 2020年から続く海上運賃高騰

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2020年後半から続いている海上運賃の高騰についてです。

 

そもそも海上運賃が高騰した背景として、

米中の貿易摩擦の影響によりコンテナ製造量が減少していたところに

コロナの影響で港湾の荷役作業の低下による港湾が混乱でコンテナの回転率が低下し、

コンテナ不足、スペース不足になり、海上運賃の高騰がはじまりました。

 

そこから、海上輸送から航空輸送に切り替える動きが増えていきましたが、

コロナの影響で旅客便を運休し、便数の減少させていたことにより、

貨物スペースが不足し、航空運賃も上昇しました。

 

 

今後の見通して、当初2022年2月の中国の旧正月から下降傾向になっていくという見方が多かったようですが、

高値のピークは過ぎているものの、コロナ前ほどの水準には下がっていません。

 

最近になり、上海航運交易所(SEE)の指数も下降傾向で、

海上運賃下落のニュースも見られるようになり、

多少下がる傾向にはあるようですが、基本的には現状の水準をキープしていくという予測が多いです。

 

https://www.jmd.co.jp/article.php?no=280617

 

 

ちなみに、弊社で取引している乙仲業者に状況を聞いてみるところによると、

海上運賃は落ち着き始めてきたが、

現地港湾の人件費も上がっており、「割増運賃(サーチャージ)」が増加傾向にあるとの事でした。

 

 

 

そんな厳しい状況ではありますが、

弊社としては、船社、航空会社ごとに金額を比較しつつ、

サプライヤーと乙仲業者と輸送の効率化を行い、

よりベストな輸送方法ができるように努めていきます。