今回コラム担当の著者ですが、さいたま市の浦和区近郊に住んでいます。
浦和レッズでおなじみの素敵な町です。
浦和駅界隈を歩いていると、やたら鰻屋が多いのに気づきます。
比較的海抜高度が高く起伏の少ない平坦面なお土地柄なのに不思議だったのですが、
調べてみると、うなぎの蒲焼の発祥が埼玉県の旧浦和市だという説があるそうです。ご存知でしたか?
江戸時代後期の『会田真言文書』という古文書に、浦和から紀州藩にうなぎが献上されていたことが記載されているそうなのです。
昔、浦和近辺には沼地が多く、魚釣りを楽しむため、たくさんの人が訪れ、この行楽客に沼地で獲れたうなぎを振舞ったのが始まりだといわれているそうです。(諸説あります。)
その後、大正時代になると、開発のため浦和のうなぎは獲れなくなってしまいましたそうですが、その名残で浦和には現在も多数のうなぎ料理店があるそうです。
寒い日が続きますが冬を乗り越えるためにも、スタミナ食であるうなぎは最適です。皆様も是非!
鰻と言えば、役所広司さん主演の名作「うなぎ」もオススメです。こちらも是非!