昨年からいろいろなものが値上がりして、生活に影響しています。食費はもとより、夏は冷房を控えめにすることを強いられ、冬になってからは暖房費の節約に悩まされています。
生活費全般が値上がりし、電気代もガス代も灯油代も上がっている今、どうやって冬を越せばいいんだよ!…と不安な思いです。いやいや、北国に住む方々のことを思えば、首都圏に住む私がそんなこと言っていられません。
で、我が家の節電&防寒対策ですが、それは「豆炭あんか」。昔はずいぶん使われていたようですが、今はほとんどの暖房器具が電化されており、日常的に使う家庭は少ないでしょう。でも、冬のアウトドアでは今でも人気のようですね。
豆炭……名前のごとく豆のような固形燃料。「炭」となっていますが、調べてみたら、「石炭や低温コークスや亜炭や無煙炭や木炭などの粉を混ぜ、結着剤とともに豆状に成形した固形燃料(ウィキペディアより)」とのこと。着火剤でコーティングされているものだと、マッチ一本で簡単に火がつき、専用の器具である「あんか」に入れれば長時間暖かさが持続します。
これをお腹に抱えたり、足元に置いて上からひざ掛けをかけたりすればひとりこたつのようで、体が芯から暖まります。万が一停電が起きても電気は必要ないので問題ありません。
……というわけで、今年の冬はまだヒーターもエアコンも使っていません。エアコンは冷房から切り替えてもいません(笑)
節電にもなるし乾燥も防げるので、喉にも優しい昔からの便利グッズ。古き良きものは令和になっても重宝します。
余談ですが、我が家は賃貸の2階。どうやら我が家の下の部屋の方は、ずいぶんエアコンを使用しているようです(室外機の音でわかります)。だから気のせいかもしれませんが、下の暖かさが天井を暖め、我が家の床が心なしか暖かくなっているような……まるでタダで床暖房を使わせてもらっているようです。これも我が家にとっては節電に一役買っているようなのですが、下のお宅の電気代はいったいいくらに……? 考えただけで寒気がします。
しかし、このコラムを書いている2月10日は、首都圏にも大雪警報が出ました。今夜はこの冬一番の冷え込みになりそうですね。我が家もついにヒーターを使用することになるかもしれません。