年が明けて2024年は【辰年】つまり「龍・ドラゴン」の年であります。十二支の中で11種類は実在する動物であるのに対し、辰だけは唯一実在しない空想上の動物であり、古代中国では鳳凰や麒麟、朱雀などとともに神獣・霊獣として崇められ、その強いイメージから権力の象徴とされてきました。
さて、来年はどんな年になるのでしょうか?「温故知新」明治以降の辰年を振り返ってみたいと思います。
◎まず最初に・・・
・日本では、大政奉還の翌年1868年(戊辰)に鳥羽・伏見の戦いが起き、戊辰戦争が始まった。
・この年、明治天皇が江戸を東京と改称し、「一世一元の制」で元号が慶応から明治へ改元されました。
◎一方、海外では・・・
・ロシアのブーチン、中国の習近平、北朝鮮の金正恩が、それぞれ辰年に権力の座についています。
◎そして、大きな政治事件といえば・・・
・1976年(丙辰)ロッキード事件、田中角栄元首相ら多数の議員が逮捕され、
・1988年(戊辰)リクルート事件では、未公開株がばら撒かれ、その後の国政選挙に大きな影響を与えた。
◎また、国力や技術力を示す事象も多くあったようで・・・
・1964年(甲辰)アジア初のオリンピックを東京で開催。
・1988年(戊辰)青函トンネルと瀬戸大橋が開通、更に2012年(壬辰)東京スカイツリーが開業しています。
◎最後に、スポーツ界に目を移すと・・・
・1904年(甲辰)フランス・パリで国際サッカー連盟FIFAが成立。
・2000年(庚辰)シドニー五輪で、高橋尚子が日本女子陸上競技初の金メダルを獲得。
・同年11月には、イチローが日本人野手初となるメジャーリーガーとなっています。
こうして振り返ってみますと、まさに歴史は繰り返す!!今なお、欧州と中東では二つの戦争が続いておりますし…またしても、派閥による政治資金問題…年明けの辰年には大物議員の逮捕も囁かれております。そんな中、世界の舞台で活躍するスポーツ選手が明るい話題を振りまき、きっと来年開催のパリ五輪では大活躍してくれることでしょう。
それでは、2024年の干支『甲辰(きのえ・たつ)』は何を指し示し、
どういった行動をすれば干支を味方につける事が出来るのか!?
「陰陽五行思想」で読み解くと、「春の日差しが、あまねく成長を助く」となり、成長や変化を促すとされております。また、「甲」という漢字は優勢である事を表し、「辰=龍(竜)」はスピリチュアルの世界では「幸運を運んで来てくれる」と伝えられてきました。※諸説あり
皆様方の足元にさす一筋の光明が、あまねく照らす光となり、未来へと続くことをご祈念申し上げます。
どうぞ、良いお年をお迎えください。